船長さんと結婚したかった話

単純な理由から船長さんが良かった。

私の実家は自営業で、四六時中父と母は一緒におり、母は「毎日3食、お父さんのご飯を作るのがじゃまくさい。私1人だったらお昼など残り物ですませておけるけれど、お父さんがいたらそういうわけにもいかない」とときどきこぼしていました。

 

それを聞いた私は、結婚相手は船長さんがいいなとずっと思っていました。船長なら船に乗っている間はずっといないわけですから、結婚したといっても独身みたいで、気楽でいいだろうなあと想像していたのです。もともと私は一人でいるのが好きなほうだし、寂しいなどとは思わないし、たぶん結婚には向いていないタイプなのだろうと思います。

 

 

現実は、平凡なサラリーマンと結婚したので、朝食と夕食は作らねばならず、昼食にお弁当が必要なときもあって、やはり結婚って面倒だなあと思ったりします。ところで、私の友人が私の理想の船長さんと結婚したのですが、船に乗っているときは確かに楽だけれど、帰ってきて休みの時には1ヶ月もベターッと家にいるとのことで、ものすごくうっとうしいと言っています。確かにそうですね。そこまでは考えていませんでした。